腕立て伏せのやり方回数の目安と大胸筋に効くフォーム

腕立て伏せの正しいフォーム、負荷の違い、できない人の段階的な練習法と回数の目安を整理します。手幅による効き方の違いや自宅で負荷を上げる方法も解説します。
公的機関・公式資料などの一次情報と照合して作成しています。このサイトについて
この記事の目次
腕立て伏せのやり方とは
腕立て伏せ(プッシュアップ)は、器具なしでできる、大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋の基本種目です。厚生労働省の資料でも、筋トレの例として自重運動の腕立て伏せが挙げられています。「腕立て伏せ 回数 目安」「腕立て できない」で調べる人は、今の自分に合う負荷が分からないことが多いはずです。この記事では、負荷の仕組みと段階的な進め方を整理します。
腕立て伏せのやり方の基本
負荷は体重のすべてではない
腕立て伏せでは、体重の全部を押しているわけではありません。床反力を測った研究では、通常の腕立て伏せで体重の6〜7割台、膝つきでは5割台、手を高い位置に置くとさらに軽くなると報告されています。足を台に乗せると、7割前後かそれ以上に増えます。数値は測定条件や性別で異なるため、あくまで目安です。
| バリエーション | 負荷の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 壁・高い台に手をつく | 軽い | 全くできない人 |
| 膝つき | やや軽い | 数回しかできない人 |
| 通常 | 標準 | 10回前後できる人 |
| 足を台に乗せる | 重い | 20回以上できる人 |
手幅による違い
手幅を狭くすると、上腕三頭筋の関与が増え、広くすると大胸筋の関与が増える傾向があります。ただし、広すぎると肩に負担がかかります。肩幅より指1〜2本分広い位置を標準にします。
腕立て伏せのやり方の具体例
ステップアップの例です(各段階で、3セット×15回が楽にできたら次へ進む)。
| 段階 | 種目 | 目標 |
|---|---|---|
| 1 | 壁立ち腕立て | 3×15 |
| 2 | 高さ60cmの台に手をつく | 3×12 |
| 3 | 膝つき | 3×12 |
| 4 | 通常 | 3×10 |
| 5 | 足を台に乗せる | 3×10 |
腕立て伏せのやり方の実践ステップ
- 手を肩の真下より少し外側につき、頭から踵まで一直線にします。
- お腹とお尻に力を入れ、腰が反ったり落ちたりしないようにします。
- 肘は体から45度ほど開き、胸を床に近づけます。2〜3秒かけて下ろします。
- 胸が床の近くまで来たら、床を押して戻します。
- 余力を1〜2回残して止めます。週2〜3回、休息日をはさんで行います。厚生労働省は、筋トレを週2〜3日実施し、休息日を設けることを示しています。
腕立て伏せのやり方の使い方
負荷を上げる・下げる工夫
通常の腕立て伏せが15回以上楽にできるようになったら、回数を増やし続けるより、負荷そのものを上げるほうが効率的です。方法は次のとおりです。
- 足を台に乗せる: 上半身にかかる割合が増えます。台の高さは10cm、30cm、50cmと段階的に上げます。
- 下ろす速度を遅くする: 4秒かけて下ろすだけで、同じ回数でも負荷が大きくなります。
- 最下部で1〜2秒止める: 反動を使えなくなります。
- リュックに重りを入れる: 体重以上の負荷を足せます。重さは1kgずつ増やします。
反対に、できない日は膝つきや台の高さで調整します。回数が減っても、フォームを守るほうが、結果的に筋肉への刺激は確保できます。1セットあたり10〜15回で限界になる負荷を、2〜3セットが目安です。
腕立て伏せのやり方の注意点
- 手首に痛みが出る人は、拳やプッシュアップバーを使います。
- 肩に違和感があれば、手幅や肘の開きを見直し、続くようなら医師に相談してください。
- 息をこらえず、下ろす時に吸い、押す時に吐きます。
- 成長期や持病のある人、高血圧の人は、負荷や回数を無理に増やさないでください。
腕立て伏せのやり方でよくあるミス
- 腰が落ちる、お尻が上がる。
- 首だけ曲げて、胸が下がっていない。
- 肘を真横に開く(肩を痛めやすい)。
- 回数だけを追い、速いペースで可動域が狭くなる。
なお、回数の記録はノートやアプリに残し、2週間ごとに見直すと、停滞に気づきやすくなります。
腕立て伏せのやり方のチェックリスト
- 頭から踵まで一直線か。
- 胸を床近くまで下ろせているか。
- 肘の角度は45度前後か。
- 手首や肩に痛みがないか。
- 記録(回数)を残しているか。
腕立て伏せのやり方のFAQ(よくある質問)
Q. 何回できれば合格?
A. 公的な基準はありません。自分が15回前後で限界になる負荷が、筋肉をつけるうえで扱いやすい目安です。
Q. 腕立て伏せだけで胸は大きくなる?
A. 初心者のうちは、自重でも筋肥大は期待できます。慣れたら足を高くする、ゆっくり行うなど、負荷を上げる工夫が必要です。ベンチプレスへ移る選択肢もあります(ベンチプレスの重量目安参照)。
Q. 毎日やってもいい?
A. 回復が追いつかない恐れがあります。基本は週2〜3回で、毎日行う場合は回数を余力のある範囲に抑えます。
筆者の見解(腕立て伏せのやり方)
腕立て伏せは、フォームを学ぶ最良の入口と考えます。ジムに行けない人でも、段階を調整すれば、初心者から中級者まで十分に刺激を与えられます。私見では、回数を追うよりも、胸まで下ろす質を保つほうが、結果的に早く伸びると思います。
腕立て伏せのやり方の関連項目
出典(一次情報)

本記事はトレーニング・栄養に関する一般的な情報提供を目的としており、医療・栄養指導の代わりにはなりません。ケガや持病のある方、服薬中の方は、トレーニングや食事を変える前に医師にご相談ください。痛みや違和感があるときは中止してください。また、ドーピング禁止規定に反する物質・方法の使用を勧めるものではありません。