減量中の筋トレメニューとは男性向け週3日の組み方と重量の考え方

減量中の筋トレメニューは、筋肉を残すために重量と頻度を保つのが基本です。ダイエット筋トレメニュー(男性)の週3日・週4日の例、種目・回数・セットの決め方、有酸素運動との配分を研究をもとに解説します。
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この記事の目次
減量中の筋トレメニューとは
減量中の筋トレメニューで最も大事なのは、脂肪を燃やすための特別な種目を探すことではなく、カロリーが不足している状態でも筋肉を残すことです。脂肪を減らす主役は食事によるエネルギー収支で、筋トレの役割は「この筋肉はまだ必要だ」と体に伝え続けることだと考えると、メニューの組み方がはっきりします。
ボディビルの減量準備に関する2015年のレビュー(Helmsら)は、筋トレの同化作用が減量中の筋肉の減少を和らげうるとしたうえで、各筋群を週2回以上、反復の多くを6〜12回(1RMの70〜80%)で行う構成を提案しています。この記事では、その考え方を一般の男性トレーニー向けに置き換え、週3日・週4日の具体的なダイエット筋トレメニューと、調子が落ちたときの調整方法をまとめます。持病がある人、関節に痛みがある人は、始める前に医師に相談してください。
基本(減量期の筋トレの役割)
減量期のメニューは、増量期の「伸ばすためのメニュー」から「維持するためのメニュー」に発想を切り替えます。ポイントは次の3つです。
- 重量(強度)をできるだけ落とさない。軽い重さで回数を増やす「引き締め用メニュー」に切り替える必要はありません。
- 頻度は各筋群を週2回以上に保つ。厚生労働省の身体活動・運動ガイド2023でも、健康づくりとして筋トレを週2〜3日行うことが推奨されています。
- 量(セット数)は疲労に合わせて少し減らしてもよい。エネルギーが足りない時期は回復力が落ちやすいため、増量期と同じ量にこだわると質が落ちることがあります。
Helmsらのレビューでは、1回の練習で1つの筋群あたり合計40〜70レップ程度が目安とされ、限界まで追い込むこと(オールアウト)は、重い多関節種目では控えめにし、主に単関節種目や高回数のセットで使うことが勧められています。セット間の休憩は1〜3分が目安です。
具体例(週3日・週4日のメニュー表)
週3日(全身法)の例
| 日 | 種目 | 回数×セット |
|---|---|---|
| 月 | スクワット/ベンチプレス/ラットプルダウン/プランク | 6〜10回×3 |
| 水 | ルーマニアンデッドリフト/ダンベルショルダープレス/シーテッドロウ | 8〜12回×3 |
| 金 | レッグプレス/インクラインダンベルプレス/懸垂(補助あり可) | 8〜12回×3 |
週3日なら、脚・胸・背中がそれぞれ週3回刺激され、頻度の条件を満たします。1回の所要時間は45〜60分ほどです。
週4日(上半身・下半身の分割)の例
| 日 | 内容 | 主な種目 |
|---|---|---|
| 月 | 上半身(重め) | ベンチプレス、ベントオーバーロウ 各5〜8回×3 |
| 火 | 下半身(重め) | スクワット、ルーマニアンデッドリフト 各5〜8回×3 |
| 木 | 上半身(中重量) | ダンベルプレス、ラットプルダウン、サイドレイズ 各8〜12回×3 |
| 金 | 下半身(中重量) | レッグプレス、ランジ、レッグカール 各10〜12回×3 |
1回あたりのレップ数の計算例
胸の種目を「ベンチプレス8回×3セット+ダンベルフライ12回×2セット」とすると、24+24=48レップで、上の目安(40〜70レップ)の範囲に入ります。増量期に胸だけで10セット以上やっていた人は、まず7〜8割程度に減らして様子を見る方法もあります。
減量中の筋トレメニューの実践ステップ
- 減量前の数週間で、主要種目(スクワット、ベンチプレス、ラットプルダウンなど)の重量と回数を記録しておく。
- 週3日または週4日の枠を決め、各筋群が週2回以上になるよう種目を配置する。
- 1種目目は多関節種目にし、6〜12回で行える重量を使う。ACSMの声明でも、大筋群・多関節種目を先に行う順序が勧められています。
- 2〜3週間ごとに記録を見て、重量が維持できているかを確認する。
- 重量が2週続けて落ちたら、セット数を1セット減らす、睡眠を確保する、食事の不足幅を見直すなど、原因に近いところから調整する。
- 有酸素運動は必要な分だけ追加する。レビューでは、有酸素運動の頻度や時間が増えるほど筋トレの適応との干渉が大きくなるため、十分に脂肪が減る範囲で最小限にすることが提案されています。
減量中の筋トレメニューの注意点
- 減量が進むと、同じ重量でもきつく感じやすくなります。重量を保つことにこだわって、フォームが崩れる重さで行うのは避けます。
- 関節や腰に痛みが出た場合は、その種目を中止し、続く場合は医師(整形外科)に相談してください。
- 脱水や食事を抜いた状態での高強度トレーニングは、めまいなどの原因になることがあります。空腹時の有酸素運動について、レビューでは食後と比べて利点がない可能性が示されています。
- 極端な食事制限と高負荷の筋トレを同時に行うのは避けます。減量のペースは減量のペースとカロリーも参考にしてください。
減量中の筋トレメニューでよくあるミス
- 「減量期は軽い重量・高回数で絞る」と考えて、重量を大きく下げてしまう。脂肪が落ちる部位を筋トレで選ぶこと(部分痩せ)は難しいとされています。
- 有酸素運動を毎日長時間に増やして、筋トレの日に疲れが残る。
- 腹筋運動ばかり増やして、脚や背中など大きな筋群のトレーニングが減る。
- 体重が落ちるたびにメニューを総入れ替えして、重量の推移が比較できなくなる。
減量中の筋トレメニューのチェックリスト
- 各筋群を週2回以上トレーニングしているか。
- 主要種目の重量を記録し、2〜3週間単位で維持できているか確認しているか。
- 重い多関節種目で毎セット限界まで追い込んでいないか。
- 有酸素運動の量が、筋トレの質を下げるほど多くなっていないか。
- 痛みが出たときに中止し、相談する基準を決めているか。
減量中の筋トレメニューのFAQ(よくある質問)
Q. 減量中は筋トレを毎日やったほうが痩せますか?
A. 筋トレの回数を増やしても、消費カロリーが大きく増えるわけではありません。回復が追いつく範囲で週3〜4日を基本にし、脂肪の減少は食事で管理するほうが現実的です。
Q. 減量中は何回×何セットがよいですか?
A. 一つの目安は6〜12回で行える重さを2〜4セットです。重い種目は回数を少なめ、単関節種目は12〜15回程度にするなど、種目で使い分けます。
Q. 自宅でもダイエット筋トレメニューは組めますか?
A. 組めます。腕立て伏せ、スクワット、ランジ、懸垂バーなどで各筋群を週2回以上刺激し、回数が楽になったら負荷を上げる工夫(ゆっくり下ろす、片脚にするなど)をします。
筆者の見解(減量中の筋トレメニュー)
減量中の筋トレメニューは、目新しさより「増量期に積み上げた重量をどこまで保てるか」を評価軸にするのがよいと考えます。脂肪を落とすのは食事、筋肉を守るのが筋トレ、と役割を分けて考えると、余計な種目や長すぎる有酸素運動を足さずに済みます。私見では、メニューは途中で大きく変えず、記録の推移から疲労と食事を調整するほうが、減量後の体にも納得感が残りやすいと思います。
減量中の筋トレメニューの関連項目
- 減量のペースとカロリー
- 筋トレメニューの組み方
- 筋トレ頻度・分割法
- セット数・レップ数
- 部分痩せ(腹筋でお腹の脂肪は落ちるか)
出典(一次情報)

本記事はトレーニング・栄養に関する一般的な情報提供を目的としており、医療・栄養指導の代わりにはなりません。ケガや持病のある方、服薬中の方は、トレーニングや食事を変える前に医師にご相談ください。痛みや違和感があるときは中止してください。また、ドーピング禁止規定に反する物質・方法の使用を勧めるものではありません。