バルクアップに良い食べ物とは成分表で選ぶ増量食材

バルクアップ(増量)に向く食べ物を、日本食品標準成分表の数値でカロリー・タンパク質・炭水化物を比較。ご飯・もち・オートミール・牛乳・ナッツなど食べやすい食材の一覧と、1日の増やし方の例、選ぶときの注意点を解説します。
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この記事の目次
バルクアップに良い食べ物とは
バルクアップに良い食べ物とは、筋肉の材料になるタンパク質と、トレーニングと増量に必要なエネルギー(主に炭水化物)を、無理なく多くとれる食品のことです。特別な食品が必要なわけではなく、ご飯やパン、肉・魚・卵・乳製品など、普段の食材の中から「量を増やしやすいもの」を選ぶのが基本です。
「バルクアップ 食べ物」「バルク 食べ物」と検索されるように、何を食べればよいかを知りたい人は多くいます。この記事では、文部科学省の日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の数値をもとに、増量に使いやすい食材を比較し、1日の食事への足し方を解説します。
基本(増量に向く食べ物の条件)
ボディビルダーのオフシーズンの栄養をまとめた2019年のレビュー(Irakiら)では、タンパク質1日1.6〜2.2g/kg、脂質0.5〜1.5g/kg、残りのエネルギーを炭水化物(1日3〜5g/kg以上)からとることが提案されています。この考え方に沿うと、増量に向く食べ物の条件は次の3つです。
| 条件 | 理由 | 食材の例 |
|---|---|---|
| 炭水化物でエネルギーを足しやすい | 増やす分の中心になる | ご飯、もち、パン、麺、オートミール |
| タンパク質が多い | 筋肉の材料を確保する | 肉、魚、卵、乳製品、大豆製品 |
| かさが少なく食べやすい | 満腹で食べられない問題を避ける | 牛乳、ナッツ、もち、バナナ |
具体例(成分表で比べる増量食材)
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の、可食部100gあたりの値です。
| 食品(100gあたり) | エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|---|
| ご飯(精白米めし) | 156kcal | 2.5g | 0.3g | 37.1g |
| もち | 223kcal | 4.0g | 0.6g | 50.8g |
| 食パン(角形) | 248kcal | 8.9g | 4.1g | 46.4g |
| オートミール | 350kcal | 13.7g | 5.7g | 69.1g |
| スパゲッティ(乾) | 347kcal | 12.9g | 1.8g | 73.1g |
| バナナ(生) | 93kcal | 1.1g | 0.2g | 22.5g |
| 普通牛乳 | 61kcal | 3.3g | 3.8g | 4.8g |
| ヨーグルト(全脂無糖) | 56kcal | 3.6g | 3.0g | 4.9g |
| 豚もも(脂身つき・生) | 171kcal | 20.5g | 10.2g | 0.2g |
| アーモンド(乾) | 609kcal | 19.6g | 51.8g | 20.9g |
表から、もちはご飯より100gあたりのエネルギーが約1.4倍で、少ない量でエネルギーを足しやすいことが分かります。オートミールやスパゲッティは乾燥重量の値なので、調理後はかさが増える点に注意が必要です。アーモンドはエネルギーが高い一方、脂質が多いので、量は少しずつにします。
1回分に直すと
| 1回分の例 | エネルギーの目安 | タンパク質の目安 |
|---|---|---|
| ご飯 茶碗1杯(150g) | 約234kcal | 約3.8g |
| もち 2個(100g) | 約223kcal | 約4.0g |
| 牛乳 コップ1杯(200g) | 約122kcal | 約6.6g |
| オートミール 40g | 約140kcal | 約5.5g |
| アーモンド 20g | 約122kcal | 約3.9g |
| バナナ 1本(可食部100g) | 約93kcal | 約1.1g |
(成分表の100gあたりの値から比例計算した目安です。商品や大きさで変わります。)
バルクアップに良い食べ物の実践ステップ
- 今の食事を記録し、1日の合計を把握する。
- 増やす分は、まず主食から(ご飯を茶碗半分〜1杯増やす、もちを足すなど)。
- 間食に、牛乳・ヨーグルト・バナナ・ナッツなどを加える。
- タンパク質は毎食、肉・魚・卵・大豆製品のどれかでとる。
- 体重の増え方を見て、足す量を調整する。
1日に約300kcal足す例
- 朝食:ご飯を茶碗1杯から1.5杯へ(約+117kcal)
- 間食:牛乳コップ1杯とバナナ1本(約+215kcal)
合計で約330kcalの上乗せになります。
バルクアップに良い食べ物の注意点
- 揚げ物や菓子で量を稼ぐと、脂質や糖分、塩分のとりすぎにつながります。
- ナッツやチーズはエネルギーが高い分、食べすぎると体脂肪が増えやすくなります。
- 食物アレルギー(乳・小麦・ナッツなど)がある人は、該当する食品を避けてください。
- 持病や食事制限がある人は、医師や管理栄養士に相談してから増量してください。
バルクアップに良い食べ物でよくあるミス
- タンパク質ばかり増やし、エネルギーが足りない。
- 乾燥重量と調理後の重量を取り違える。
- 一度に大量に食べて、次の食事が食べられなくなる。
- 特定の「増量食品」だけに頼る。
バルクアップに良い食べ物のチェックリスト
- 主食で増やす分を決めたか。
- 毎食タンパク質の多いおかずがあるか。
- 間食を1〜2回入れているか。
- 体重の増え方を週ごとに確認しているか。
バルクアップに良い食べ物のFAQ(よくある質問)
Q. バルクアップに一番良い食べ物は何ですか?
A. 一つの食品に決める必要はありません。主食で量を増やし、主菜でタンパク質を確保する組み合わせが基本です。
Q. もちは増量に向いていますか?
A. 100gあたりのエネルギーがご飯より高く、少量で足しやすい食品です。のどに詰まらせないよう、よくかんで食べてください。
Q. プロテインは必要ですか?
A. 食事でタンパク質が足りれば必須ではありません。足りない分を補う手段の一つです。
筆者の見解(バルクアップに良い食べ物)
バルクアップの食べ物選びは、「特別な食品探し」より、「普段の食事のどこに少し足すか」を考えるほうが続けやすいと考えます。成分表で数字を確認すると、もちや牛乳のように手軽にエネルギーを足せる食品があることが分かります。体重の増え方を見ながら、無理のない範囲で調整するのがよいと思います。
バルクアップに良い食べ物の関連項目
- 高タンパク食品一覧
- 筋トレと炭水化物(糖質)
- 増量の食事メニュー(1日の例)
- ハードゲイナー(太れない人の増量)
- クリーンバルク・ダーティバルク
出典(一次情報)

本記事はトレーニング・栄養に関する一般的な情報提供を目的としており、医療・栄養指導の代わりにはなりません。ケガや持病のある方、服薬中の方は、トレーニングや食事を変える前に医師にご相談ください。痛みや違和感があるときは中止してください。また、ドーピング禁止規定に反する物質・方法の使用を勧めるものではありません。