同じ食事量でも1日1食の方が痩せる理由
2020/06/01
先日テレビ番組で片岡鶴太郎さんがまるで仙人かと思うような瘦せ細った姿を見せて話題になりました。
その痩せ細った姿を見た視聴者は心配の声を寄せていましたが、片岡さんは絶食しているわけでは無く、食事量は十分に摂取していました(食べるのに2時間もかかる食事量)。
洗脳?片岡鶴太郎の生活が激変、激やせでガリガリ…【アウトデラックス】 https://t.co/4X9mudX8qQ pic.twitter.com/eNOf5G4CKY
— りさ 相互フォロー (@lisa_tokyo2016) 2016年11月15日
食事に2時間もかかる量を食べているのにも関わらずここまで痩せている原因は、ヨガをやっているのもありますが、一番の原因は1日1食であることだと思います。
なぜ十分な食事量でも1日1食だと痩せるのか、その理由について説明していきます。
空腹の時間は脂肪がエネルギーとして消費される
1日1食だと必ず「空腹の時間帯」が生まれ、その時間も長いわけですよね。逆に間食含め1日4食だと空腹の時間帯はほとんどありません。
「空腹 = エネルギーが不足している状態」では「何か」をエネルギーに変えないと人間は生命を維持出来ません。
車はエネルギー(ガソリン)が切れたら動かなくなりますが、人間はエネルギーが切れても死んだりしません。それは脂肪を分解してエネルギーとして利用しているからなんですよね。
つまり、空腹の時間が長ければ長いほど脂肪はより多く分解されて痩せていくわけです。だから、空腹の時間帯が特に長い1日1食が痩せやすいという事なんです。
ただし、空腹の時間が出来ないぐらいの量を食べると1日1食の方が逆に太る可能性があります。なぜなら、人は余ったエネルギーを脂肪として蓄積するからです。つまり、空腹の時間が短ければ蓄積した脂肪を分解する時間がないので太る一方なのです。
なお、脂肪が極端に少ない状態で空腹の状態を作ると死にます。脂肪が無ければ生きる為に必要なエネルギーが作れないからです。極端なダイエットは止めましょう。
筋肉が分解されて「だらしない体型」にならないようにしよう
空腹の時に分解されるのは脂肪だけではありません。同時に筋肉も分解されてしまうのです。
特に女性は「とにかく食べないダイエット」をやりがちですが、これでは逆にリバウンドしてしまいます。そして、貧相なガッカリ体型になってしまうのです。
その理由は、「とにかく食べないダイエット」をすると極端に筋肉が落ち基礎代謝が低下し、少ない食事量でも太りやすくなり、結果リバウンドしてしまうんです。また、筋肉が無いと重力に負けて皮膚が垂れ下がり「だらしない体型」になってしまいます。痩せていても30歳過ぎれば同じです。逆に、筋肉があると多少脂肪がついていても筋肉が支えてくれるので「だらしない体型」にはならないんです。
筋肉の分解を防ぐためには十分なタンパク質を摂取することが重要です。
低脂質な「鶏のささみ」、「鶏のむね肉」、「豚ヒレ肉」、「牛赤身肉」などがタンパク質摂取に効果的ですが、毎回調理するのは大変だと思います。
そこで役立つのが「プロテイン」。
肉と変わらない価格(場合によってはそれよりも安い)ですし、調理の手間もかかりません。
無駄な脂質を抑えて、必要なタンパク質だけ摂取したい女性には特にプロテインはオススメなんですよね。是非活用してみてください。
ちなみに、安くてジュース感覚で飲める女性にオススメなプロテインがあります。「be legend」というブランドで、有名メーカーよりも20~30%ぐらい安く、ホント美味しいのでオススメです。
個人的には「ベリー味」、「バナナ味」、「パイン味」が好きです(ベリー味が一番美味しいんですが、ちょっと溶けにくいという欠点がありますがそれも個性!)。
スイーツ好きな女性には、「チョコ味」「キャラメル珈琲味」も良いかも知れません(低脂肪乳と混ぜると抜群に美味しいですよ)。
「夜遅く食べると太る」はあまり気にしなくていい
ここからは1日1食とは一切関係のない話になりますが、ダイエットにおいて大切な事なので痩せたい方は一読ください。
経験上ですが、「食べる時間帯」よりも「何を食べるか」の方が圧倒的に重要です。
「6時以降に食べないダイエット」を実践しようが食事内容が今までと同じでは確実に太り続けるでしょう。何時に食べようがカロリーオーバーはカロリーオーバーなのですから。
逆に、カロリー制限して許容値を超えない限りは何時に食べても太りません。なぜなら、許容値を超えないという事は「カロリーが足りていない」という事ですからね。カロリーが足りてなければ脂肪や筋肉を分解してエネルギーにする必要があるので確実に痩せていきます。
ちなみに私は夕飯を夜11時~12時ぐらいに食べているのですが、きちんとカロリー制限して糖質を控えれば痩せていきましたよ。
ただ、『余ったエネルギーは脂肪として蓄積する』というメカニズムが体内には備わっているので、就寝前の食べ過ぎは禁物です。
お腹を満たしたければタンパク質で!
ダイエットだからと言って空腹を我慢する必要はありませんし、野菜やこんにゃくのような味気ないものでお腹を満たす必要もありません。
「鶏のささみ」、「鶏のむね肉」、「豚ヒレ肉」、「牛赤身肉」のような低脂質な肉ならお腹一杯まで食べても大丈夫です。鶏のささみなら1kg食べても1000kcal程度ですから女性でも食べ足りないぐらいです。筋肉の維持にも欠かせないので積極的に食べましょう。
ただ、炭水化物と脂質はダイエットには大敵です。ある程度の摂取は必要ですが、お腹を満たす目的で摂取するとあっという間に太ってしまうので注意しましょう。